美しい幾何学模様の街──バルセロナ

空から見たバルセロナは“板チョコ”

バルセロナを上空から見ると、整然と並ぶ四角いブロックが目に飛び込んできます。
その姿はまるでチョコレートの板。なぜこんな独特な街並みになったのでしょうか?


エイシャンプル地区とは?

  • バルセロナ中心部に広がる、碁盤の目状の街区。
  • 角がカットされた八角形のブロックが特徴(スペイン語で「xamfrà」)。
  • 中心街「カタルーニャ広場」から放射状に広がる旧市街と、近代都市の融合。

なぜこの形?設計者と背景

  • 設計者:イルデフォンソ・セルダ(Ildefons Cerdà)
  • 19世紀、産業革命で人口が急増 → 中世の城壁に囲まれた旧市街が過密・不衛生に。
  • セルダは「健康」「光」「風」をテーマに都市計画を提案。
  • 角をカットした理由
    • 視界を広げることで交通安全を確保。
    • 馬車や後に自動車の旋回をしやすく。
    • 風通しと日当たりを良くするため。

他にない特徴

  • 各ブロックは中央が空いていて**中庭(パティオ)**を持つ。
  • 「チョコレート」感を強めるのは、この均整の取れた区画デザイン

ガウディ建築との関係

  • エイシャンプルの広い通りと整然としたブロックが、ガウディ建築を際立たせる。
  • カサ・バトリョやカサ・ミラは、この都市計画の中に生まれた芸術。

チョコレートの街を歩こう

バルセロナは、計画的に美しく作られた「近代都市」のモデルケースです。
空撮だけでなく、実際に歩いてみると、この設計の心地よさがわかります。
次に訪れるときは、ガウディの建築と一緒に、街そのもののデザインにも注目してみてください。


最後に、旅行をもっと楽しむ一言

¿Me pone un chocolate con churros, por favor?」(チュロス付きのホットチョコお願いします)
こうしたフレーズを現地で言えたら、旅はもっと楽しくなりますよね。
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